遺産分割協議書

お嫁さんは相続人にはなれないのはどうして?

昔も今も結婚は家のつながりとして考えられています。
とくに昔は長男が家を継ぎ、結婚したお嫁さんは同居するのが当たり前でした。
今では核家族化が進み、名前は継いでも世帯は別に構える家庭が増えてきました。
しかし田舎では、農業などの家業を抱えているとことも多く、長男がいる場合は長男が世襲する場合が多いです。
長男がいない場合でも、子供の誰かしらが家を継ぎ婿入りをするといった家庭もあります。

何世代かが共同で生活を行っていた場合、他人とはいえ関係性がとても強くなります。
年齢を重ねるごとに、体が不自由になってしまうため、介護が必要になる場合もあります。
そういったときには、お嫁さんの介護が必要になる場合が多いです。

そんな介護をしていた義母、義父が亡くなった場合、お嫁さんには相続の権利があるのでしょうか。
本来なら一番最後まで面倒を見てお世話になってきたのはお嫁さんです。
なので何かしらの報いがあってもいいのでは?と思う人が多いでしょう。

しかし法律上では、お嫁さんには一切の相続人としての権利はありません。
相続に関しては、血の繋がっていない人で相続できるのは配偶者だけです。
それ以外の相続人は、血縁者のみとなります。
なのでお嫁さんには一切の相続がないということになります。

実際どれだけ尽くしたとしても、何もしていない血縁関係の人のほうが相続としては優先されます。
よくテレビドラマなどで、相続人のお嫁さん同士がいがみ合うシーンや配偶者に知恵を貸すのは相続の権利がないためといえます。
配偶者を除く血縁関係以外の相続人を認めてしまうと、相続人の幅が広がりすぎてしまいます。
そして、法で定めるためにはあいまいで、はっきりとした明記がしにくいということが挙げられます。

このような理由からお嫁さんは相続人として認められていません。
ただしお嫁さんに自分の遺産の一部を渡したい場合は、遺言書にお嫁さんへの遺産相続を明記することが必要になります。
さらにもっと法的にも相続人としての立場を強くするためには、養子縁組を組むことです。
そうすることで、故人の子どもと同じ立場で相続することができます。

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